01結論(3行)
WEBMARKS受講生・卒業生の実測データでは、副業案件の時給が判明している14件の平均は2,207円です。同じ集計には、時給5,000円で契約した事例も含まれています。
案件を複数獲得した人ほど収入は伸びやすく、2案件以上を獲得した人は70%以上にのぼります。月収30万円以上に達した人も過半数を占めますが、これは2023年卒業生200名を対象にした一時点の調査です。
受講生・卒業生全体の受注額「年間2億円規模」は会社全体の下限値集計であり、月収ベースの数字を「実績」とは呼びません。
02この記事のデータの見方、対象範囲と使わない数字
単価相場とは、実際に成立した契約の金額をもとに、目安として示す価格帯のことです。
この記事で使う数字は、すべてWEBMARKS受講生・卒業生の実績を社内で集計した自社データです。求人サイトの相場情報や、公的機関が公表する統計とは出所が異なります。本記事は2026年8月7日時点で、社内に蓄積されている集計を参照しています。
集計の対象期間は数字ごとに異なるため、「2020年〜2025年」のように本文中へそのつど明記します。本記事は業界全体の相場調査ではありません。他社のスクールや求人媒体が公表している数字と、直接比較できるものではない点にご注意ください。
母数が小さい数字は、平均だけを見ると実態より高く見えたり、低く見えたりすることがあります。そのため本記事では、平均だけでなく母数と対象期間もあわせて併記します。
数字の限界についても、隠さずそのつど説明します。パーセンテージだけで示された数字は、対象人数(母数)が分からないと、実態の大きさを判断できません。件数や人数が分かる数字と、割合しか分からない数字を、本文では区別して示します。
主な数字を、母数・対象期間・出典とあわせて一覧にしました。
| 数字 | 対象 | 母数 | 対象期間 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 平均時給2,207円 | 時給が判明している副業案件 | 14件 | 2020年〜2025年 | 卒業生データ集計 |
| 時給5,000円の事例あり | 同じ集計に含まれる高水準の事例 | 上記14件のうちの一部 | 2020年〜2025年 | 卒業生データ |
| 2案件以上の獲得が70%以上 | 案件獲得者 | 非公表(期間のみ判明) | 2020年〜2025年 | 案件獲得データ集計 |
| 月収30万円以上が過半数 | 案件獲得成功者 | 200名 | 2023年卒業、卒業後3か月以上経過時点 | 卒業後調査 |
| 受注額 年間2億円規模 | 受講生・卒業生全体(公開可能な範囲) | 会社全体の下限値集計 | 月次430時間/月ベース | 実績報告シート |
| 在宅ワーク対応81.5% | 案件獲得先 | 38件中31件 | 2020年〜2025年 | 卒業生データ |
03副業Webマーケターの時給データ、平均2,207円の中身
副業案件の時給が具体的な金額で判明している事例は14件あります。その14件の平均時給は2,207円です(出典: 2020年〜2025年の卒業生データより集計)。同じ集計の中には、時給5,000円で契約した事例も含まれています(出典: 2020年〜2025年の卒業生データより)。
平均2,207円という数字は、あくまで時給が判明している14件だけの平均です。副業案件全体の相場を示す数字ではありません。
母数が14件と少ないため、1件の高単価案件が平均を押し上げている可能性もあります。時給が判明していない案件、たとえば月額固定や成果報酬型の案件は、この平均には含まれていません。
単価は、担当する業務範囲やクライアントとの関係性、経験年数によって大きく変わります。同じ業務内容でも、継続して発注してもらえる関係を築けると、単価の交渉がしやすくなる傾向があります。逆に、初回の単発案件では、実績を示す材料が少ない分、単価を抑えて受注するケースもあります。
04案件をいくつ獲得すると収入はどう変わるか
WEBMARKSの集計では、案件獲得者の70%以上が2案件以上を獲得しています(出典: 2020年〜2025年の案件獲得データ集計)。この数字の対象になった人数(母数)は、社内の公開集計に総数までは記載されていません。
もう一つ、2023年卒業生を対象にした調査もあります。対象は、卒業後3か月以上が経過した受講生200名です。案件獲得に成功した人の過半数が、月収30万円以上に達しています(出典: 2023年卒業後3か月以上経過した受講生200名を対象にした調査)。
案件数が増えると、見積もりや請求書を扱う機会も増えます。金額の管理を誤らないための実務は、契約や請求のたびに必要になります。
この2つの数字は、対象になった人の範囲と時期が異なる、別々の集計です。「2案件以上70%」は2020年〜2025年の累積データです。「月収30万円以上が過半数」は、2023年卒業生に限定した、卒業後3か月時点の調査です。
単純に2つの数字を足し合わせて解釈することはできません。月収の数字は、あくまで調査時点の一時点の金額です。その後も同じ水準の案件が続くかどうかまでは、このデータからは分かりません。だからこそ、単発の実績ではなく、複数の集計を組み合わせて全体像をつかむことが大切です。
05フリーランス・独立後の受注規模データ
WEBMARKSでは、受講生・卒業生の受注額を「年間2億円規模」という言い方で公表しています(出典: 公開可能な受講生・卒業生の継続案件を基に集計)。この金額は、月次・年次いずれも下限値ベースで計算した数字です。
算出のもとになっているのは、実績報告シートに基づく月収合計です。月430時間分の稼働から計算した下限値を使っています(出典: 実績報告シートの月次430h/月ベース集計)。
一部の卒業生は、月収を12倍して年間換算した数字を含んでいます。しかし、月収ベースで計算した卒業生について、実際に案件が12か月続いているとは限りません。そのため本記事では、この数字を「実績」とは呼ばず、「規模」という言い方にとどめます。
「年間2億円規模」は、あくまで会社全体を対象にした集計であり、個人の年収を保証する数字ではありません。この数字は、多数の受講生・卒業生の合計であり、1人あたりの平均額を示すものではありません。個人ごとの受注額には大きな幅があり、この合計額を人数で単純に割った数字を「平均的な収入」として使うこともできません。
成果や収入を保証するものでもありません。特定の受講生や卒業生の実名・個別の金額は、この記事には書きません。
卒業後すぐに大きな金額を受注できるとは限らず、継続的に案件を積み重ねた結果として、この規模に達しています。時間をかけて受注を積み上げる前提のデータだと理解してください。
06単価に影響する要因、進路別の違い
案件獲得先のうち、81.5%が在宅ワーク対応です(出典: 2020年〜2025年卒業生データ、フルリモート・リモート可の表記が31/38件)。この数字は、時給情報がある案件・実務報告のうち、38件を対象にした集計です。38件という母数も大きくはないため、在宅ワーク比率の実態を完全に代表するものではありません。
稼働形態も単価に影響します。在宅ワーク対応の案件は、通勤や常駐の制約が少ない分、遠方の受講生や本業と両立させたい人にも選ばれやすくなります。案件獲得先の81.5%が在宅ワーク対応という数字は、こうした選ばれやすさの一端を示しています。
ただし、在宅ワークだからといって単価が高くなるとは、この集計だけでは判断できません。在宅ワークの比率と時給の水準を、同じデータの中で直接突き合わせた集計は、社内にありません。
単価は、案件の形態(副業かフリーランスか)、稼働の形態(在宅か常駐か)、契約の単位(時給か月額か成果報酬か)によって変わります。副業案件では、これまで見た時給ベースの実測データが参考になります。
フリーランスとして独立した後の状況は、時給ではなく受注額や継続契約の規模で語られることが多くなります。そのため、副業とフリーランスの単価を時給だけで単純比較することはできません。
WEBMARKSの集計では、副業とフリーランスを直接比較した単価データは保有していません。そのため、「フリーランスの方が単価が高い」といった断定は、本記事ではしません。
副業・転職・フリーランスのどの進路でも、単価や収入の考え方を扱うのは、この「お金と契約」デスクの役割です。進路ごとの個別の事情は、それぞれの入口の記事で扱い、この記事では進路を横断する共通の実務として単価を整理しています。
07単価が上がるまでの段階、時間軸で見る変化
ここまでの数字を、案件獲得の段階ごとに並べ直します。まず、案件を1件獲得した段階があります。
次に、2案件以上を獲得した段階があり、ここに達した人はWEBMARKS卒業生の70%以上です(出典: 2020年〜2025年の案件獲得データ集計)。さらに先の段階として、月収30万円以上に達した人がいます。
2023年卒業生で、卒業後3か月以上が経過した200名を対象にした調査があります。このうち、過半数がこの段階に達していました(出典: 2023年卒業後3か月以上経過した受講生200名を対象にした調査)。
この3つの段階は、別々の集計をつなげて示した整理であり、同じ人を追跡した縦断調査ではありません。ある個人が、この順番のとおりに進むことを示すものでもありません。
段階が進むほど、収入に関する数字が上向く傾向がある、という程度の読み方にとどめてください。どの段階から始めても、次の段階に進めるとは限りません。案件数が増えても収入が伸び悩むケースもあれば、少ない案件数でも高い単価で収入を伸ばすケースもあります。
08単価データを、見積もり・契約にどう使うか
単価データは、見積書や契約条件を考えるときの出発点として使えます。ただし、平均2,207円をそのまま見積もりの基準にすることはおすすめしません。
担当する業務範囲、必要なスキル、納期の条件によって、妥当な金額は変わります。見積もりを作るときは、時給換算だけでなく、成果物の範囲や修正回数まで含めて考えることが大切です。契約前には、業務範囲・支払いサイト・契約期間を書面で確認してください。
月収30万円以上に達した受講生の多くも、複数案件を積み重ねた結果として、その水準に届いています。単発の高単価案件だけを狙うより、案件数を積み上げる考え方も選択肢になります。
この記事のデータを鵜呑みにせず、自分の状況に置き換えて判断材料の一つとして使ってください。
09つまずきやすい点
単価データを見るときに起きやすい誤解が、いくつかあります。まず、平均時給2,207円を「副業Webマーケター全体の相場」だと思い込むことです。この数字は、時給が判明している14件だけの平均にすぎません。
次に、「年間2億円規模」を、個々の受講生の年収の合計だと誤読することです。この数字は会社全体の下限値集計であり、個人の年収を示すものではありません。
さらに、月収ベースの数字を「実績」と表現してしまうことです。WEBMARKS社内では、月収ベースの数字を「実績」とは呼ばず、「規模」という言い方にとどめています。
また、母数が公開されていない数字を、母数の大きい数字と同じ重みで扱ってしまうことです。「2案件以上70%」は期間こそ判明していますが、対象人数までは公開情報に含まれていません。
最後に、業界全体の相場と比較してしまうことです。本記事の数字は自社データであり、他社スクールや求人媒体の集計と直接比較できるものではありません。
もう一つ、複数の集計を混同して1つのストーリーとして語ってしまうことです。時給データと受注額データは、対象にした人も期間も異なるため、そのまま比較しないでください。
10チェックリスト
単価データを読むときに、次を確認してください。根拠が曖昧な単価データをもとに契約すると、後から金額の妥当性を主張しにくくなります。次のチェックリストは、単価データを見るたびに使ってください。
- その数字の母数(何件・何人のデータか)を確認したか
- その数字の対象期間(いつのデータか)を確認したか
- 平均値だけでなく、幅(最小〜最大)があることを踏まえたか
- 「実績」と書かれている数字が、月収ベースの一時点の数字ではないか確認したか
- 自社データなのか、業界全体の統計なのかを区別したか
- 個人の実名や個別の金額が、集計値に紛れていないか確認したか
チェックリストのどれか一つでも確認できない数字は、判断の根拠として使う前に、出典まで遡って確認してください。
11FAQ
Webマーケター副業の時給相場はいくらですか
WEBMARKSの集計では、時給が判明している14件の平均は2,207円です(出典: 2020年〜2025年の卒業生データより集計)。ただし母数は14件と少なく、副業案件全体の相場を示す数字ではありません。
同じ集計の中には、時給5,000円の事例も含まれており、単価の幅は大きいと考えてください。時給以外にも、月額固定や成果報酬で契約する案件があり、その場合はこの平均には反映されていません。
フリーランスと副業では、どちらの単価が高くなりますか
WEBMARKSの集計では、副業とフリーランスを直接比較した単価データは保有していません。副業については、時給ベースの実測データがあります。フリーランス独立後の状況は、受注額や継続契約の規模で集計されています(出典: 公開可能な受講生・卒業生の継続案件を基に集計)。
集計の切り口が異なるため、この記事では「どちらが高いか」を断定しません。契約形態が異なる案件を比較するときは、時給換算だけでなく、稼働時間や責任範囲もあわせて確認してください。
案件獲得先の在宅ワーク対応率は、今後も同じ水準ですか
この数字は2020年〜2025年の卒業生データをもとにした、過去の集計です。働き方や案件の傾向は年々変わるため、今後も同じ水準が続くとは限りません。最新の状況は、案件ごとに個別に確認してください。
平均時給2,207円は、今の相場としてそのまま使えますか
この数字は2020年〜2025年に集計された、時給が判明している14件の平均です。期間が幅広く、母数も少ないため、現在の相場として単独で使うことはおすすめしません。契約前には、案件ごとの条件を個別に確認してください。
「受注額年間2億円規模」は、卒業生の年収を保証する数字ですか
いいえ。
この数字は、公開可能な受講生・卒業生の継続案件を集計したものです。月次430時間分の稼働から、下限値で計算した会社全体の集計です(出典: 実績報告シートの月次430h/月ベース集計)。
この規模は、公開できる範囲の情報だけを積み上げた、控えめな計算です。成果や収入を保証するものではありません。月収ベースで計算した卒業生については、案件が12か月続いているとは限らないため、この記事では「実績」ではなく「規模」とだけ表現しています。
この記事のデータは、今後更新されますか
本記事のデータは、2026年8月7日時点で社内に蓄積されている集計を参照しています。単価や案件獲得の状況は時間とともに変わるため、定期的に内容を見直す予定です。最新の記事は、更新日の表記をあわせてご確認ください。