01結論(数字の要点)
先に断っておきます。応募数と内定までの日数を、案件単位で追跡した集計はWEBMARKS社内にありません。未経験Webマーケター転職者に限定した「応募数」「内定までの日数」という2つの数字そのものは、社内には存在しませんでした。
代わりに手元にあるのは2種類の数字です。1つはWEBMARKS社内の内定率データで、応募数や日数を経由しない形の数字です。転職サポートを継続的に利用した人の内定率は、約9割(90.9%)でした。対象は2025年に活動を完了した人で、母数は約49〜50名です(出典:株式会社WEBMARKS 転職サポート実績集計)。
同じ期間の集計では、転職に成功した人は45名、活動中または選考が長引いている人は4〜5名という内訳も残っています。別の管理台帳であるWM人材紹介管理では、38名中33名が内定という数字も記録されています。この2系統の数字が完全には一致しない理由は、後の章で説明します。
もう1つは、doda・マイナビ転職という外部の転職サービスが公表している応募数の調査データです。これはWebマーケターに限定した数字ではなく、全職種を対象にした職種横断の調査です。具体的な数字は「外部調査で分かる応募数の目安」の章で示します。
02データの取得方法・対象範囲
本記事は2026年8月8日時点で、WEBMARKSの社内に存在する転職関連の集計を確認した結果をまとめています。確認したのは、転職サポートを担当する部門の活動記録と、WM人材紹介管理という別の管理台帳の2つです。
応募数・書類選考の可否・内定までの経過日数を、案件ごとに記録して集計する運用は、どちらの記録にも整備されていませんでした。残っているのは、活動の結果を人数ベースでまとめた数字だけです。
案件単位の記録が無い理由は、転職活動の伴走自体は担当者が個別に行っている一方、応募のたびに応募日・結果・経過日数をログとして残す運用が、これまで整備されていなかったためです。伴走の丁寧さと、データの記録体制は別の話だとご理解ください。
この記事のために両方の台帳を横断して確認しましたが、応募数と日数という単位で記録された数字は見つかりませんでした。今後、記録の運用が整えば、この記事にデータを追記する可能性があります。
03実額データ
存在する数字を、母数・対象期間・出典とあわせて一覧にしました。
| 数字 | 対象 | 母数 | 対象期間 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 内定率 約9割(90.9%) | 転職サポートを継続利用した人 | 約49〜50名 | 2025年活動完了者 | WEBMARKS転職サポート実績集計 |
| 転職成功者数 | 同集計の内訳 | 45名 | 2025年活動完了者を含む集計 | 同上 |
| 活動中・選考が長引いている人数 | 同集計の内訳 | 4〜5名 | 同上 | 同上 |
| WM人材紹介管理での内定者数 | 別台帳での集計 | 38名中33名 | 台帳記録時点 | WM人材紹介管理台帳 |
| 未経験可求人数 | 自社・提携人材紹介の合算 | 1,500件 | 集計時点 | WEBMARKS求人データ集計 |
| 応募数・内定までの日数 | ― | ― | ― | 社内に集計なし(2026年8月8日時点確認) |
補足が必要なのは、45名という転職成功者数と、90.9%という内定率の関係です。90.9%は、成功者45名と、活動中・苦戦中の4〜5名を合わせた約49〜50名を母数にした割合です。母数に幅があるのは、活動状況の判定によって集計時点の数字が変わるためです。
WM人材紹介管理の「38名中33名内定」は、転職サポート全体の集計とは別の管理台帳から得た数字です。対象範囲の定義が完全には一致していないため、90.9%と単純に足し合わせたり、置き換えたりすることはできません。
04外部調査で分かる応募数の目安
WEBMARKS社内には無い「応募数」のデータですが、転職サービス各社が公表している調査を確認したところ、参考にできる数字が見つかりました。ここで示す数字はWebマーケターに限定されない、職種横断の調査です。読者自身の状況と単純に一致するとは限らない前提でご覧ください。
dodaの調査では、転職を実現した人が活動開始から内定までに応募した求人数は平均31.9社でした。対象は2025年4月〜2026年3月にdodaエージェントサービスを利用して内定を得た人です(出典: doda「転職成功者の平均応募社数」)。全体の94.9%が2社以上に応募し、66.4%は11社以上に応募していました。
マイナビの調査でも、傾向は近い数字です。応募件数の平均は13.6件で、内定を獲得した件数は平均2.3件でした。対象は2024年7月〜2025年6月に転職活動を行い転職した20代〜50代500人です(出典: マイナビ「転職活動実態調査(2025年)」)。応募数のうち内定に至った割合は17.0%でした。
| 数字 | 対象 | 母数 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 平均応募社数 31.9社 | dodaエージェント利用者で内定を得た人 | 2025年4月〜2026年3月の実績(人数非公表) | doda |
| 平均応募件数 13.6件・内定2.3件(内定率17.0%) | 転職を実現した20代〜50代 | 500人 | マイナビ「転職活動実態調査(2025年)」 |
| 未経験Webマーケター限定の応募数・日数 | ― | ― | 社内・外部いずれにも集計なし(2026年8月8日時点確認) |
2つの調査は数字の水準こそ異なりますが、共通する含意があります。1社だけに応募して内定を待つよりも、複数の企業に並行して応募している人が多いという傾向です。ただし、これらの数字はあくまで全職種を対象にした平均値です。未経験からWebマーケターを目指す人の応募数が、この平均と同じになる保証はありません。
dodaとマイナビで平均応募社数が31.9社と13.6件で大きく異なる点にも注意してください。調査対象・調査方法・集計期間がそれぞれ違うため、単純に平均を取ったり優劣を比べたりすることはできません。
05数字の背景・注意点
いずれの数字も、活動を継続した人、または報告があった人を対象にした集計です。転職活動を始めたものの早い段階でやめた人や、結果を報告しなかった人は、この数字には含まれていません。
未経験可求人1,500件という数字も、応募のしやすさを保証するものではありません。自社と提携人材紹介企業の求人を合算した件数であり、実際に書類が通過するかどうかとは別の指標です(出典:株式会社WEBMARKS 求人データ集計)。
準備期間別の内定率についても集計は存在しません。詳しくは『Webマーケター未経験転職の内定率データ、公表数字の読み解き方』を参照してください。応募数・日数のデータが無い理由も、準備期間データが無い理由と同じで、活動記録を層別に集計する運用が整っていなかったためです。
厚生労働省など公的機関は、雇用・求職活動に関する統計を公表しています(出典:厚生労働省)。本記事が扱うのは、あくまでWEBMARKSの内部集計に限定した数字です。全国的な傾向を知りたい場合は、公的な統計もあわせて確認することをおすすめします。
06この数字をどう判断に使うか
応募数と内定までの日数を知りたい理由の多くは、自分の活動ペースが標準的かどうかを確認したい、という不安からきていると考えられます。社内に平均値が無い以上、この記事では代わりの方法を提案します。
自分自身の活動を、応募日・書類選考の結果日・面接日・内定日の4点で記録していく方法です。この4点を記録しておけば、自分の活動における応募数と経過日数は、後からいつでも計算できます。
記録は複雑である必要はありません。表計算ソフトやメモアプリに、応募先・応募日・結果・次のアクションの4列を作るだけで十分です。難しいツールを新たに用意する必要はありません。
記入するとどうなるか、架空の記録例で示します。実在の企業・人物のデータではなく、書き方を示すための仮のサンプルです。
| 応募先 | 応募日 | 結果日 | 結果・次のアクション |
|---|---|---|---|
| A社(求人媒体経由) | 8/1 | 8/6 | 書類選考通過、一次面接8/12 |
| B社(エージェント紹介) | 8/3 | 8/9 | 書類選考見送り |
| C社(求人媒体経由) | 8/5 | 8/8 | 書類選考通過、一次面接8/15 |
| D社(直接応募) | 8/8 | 8/20 | 一次面接通過、二次面接8/27 |
この架空の例では、応募から結果日までの日数は5〜12日でばらついています。4件のうち書類選考を通過したのは2件で、応募数に対する通過率は5割です。ただし4件という件数では、1件の結果が割合を大きく動かすため、この時点で「自分の通過率は5割」と断定はできません。
件数が少ないうちは、1件の結果で比率が大きく動きます。目安として、10件前後の記録がたまると、自分の応募先の傾向や通過率を振り返る材料として使いやすくなります。これは統計的な保証ではなく、判断のための目安として捉えてください。件数がまだ少ない段階では、比率そのものより、どの応募先で反応が良かったかという傾向をつかむ目的で記録を見返すことをおすすめします。
この記録は、転職活動を終えたあとにも役立ちます。書類選考の通過率や、面接から内定までの経過日数を、自分のデータとして振り返れるようになるためです。将来的にWEBMARKSとして層別の集計を整備する際にも、こうした個人の記録の蓄積が土台になります。
準備そのものの進め方は『未経験からWebマーケターへ転職する準備、何をどの順で揃えるか』で扱っています。書類の作り方は『職務経歴書に書くWebマーケター未経験者の実務経験の翻訳方法』で扱っています。
07FAQ
応募数と内定までの日数のデータはありますか
いいえ、ありません。この記事のためにWEBMARKS社内の集計を確認しましたが、応募数や内定までの経過日数を案件単位で記録した集計は、2026年8月8日時点で存在しませんでした。
応募数のデータはあるのに、内定までの日数のデータは無いのはなぜですか
WEBMARKS社内にも外部の転職サービスにも、日数を案件単位で記録した集計が見つからなかったためです。応募数はdoda・マイナビの外部調査で職種横断の目安を示せますが、日数はこの記事の時点で裏付けられる数字がありません。編集部では、社内・外部いずれにも集計が無い場合、その事実を隠さずに書く方針を徹底しています。
内定率90.9%はどんな人を対象にした数字ですか
2025年に転職サポートの活動を完了した人を対象にした集計です。母数は約49〜50名で、活動を始めたものの対象期間より前にやめた人は含まれていません。
45名という転職成功者数と、90.9%という内定率はどう関係していますか
45名は転職成功者の人数、90.9%はその成功者数を含めた母数に対する割合です。母数には、活動中または選考が長引いている4〜5名も含まれています。
WM人材紹介管理の「38名中33名内定」と、90.9%はどちらが正しい数字ですか
どちらも実際に記録されている数字ですが、対象範囲の定義が異なる別の集計です。優劣ではなく、それぞれ別の管理台帳から得られた数字として扱ってください。
未経験可求人1,500件という数字は、応募すれば通過できるということですか
いいえ。1,500件は自社と提携人材紹介企業の求人を合算した件数で、書類選考の通過や内定を保証するものではありません。
自分の応募数と経過日数を記録する方法はありますか
応募先・応募日・選考結果日・内定日の4点を、表計算ソフトやメモアプリに記録する方法をおすすめします。難しいツールを新たに用意する必要はありません。
この記事のデータは今後更新されますか
社内での記録の運用が整い、応募数や経過日数を層別に集計できるようになった場合は、この記事にデータを追記する予定です。本記事は2026年8月8日時点の確認結果です。