01結論(3行)

先に結論をお伝えします。「書類選考の通過率」を集計したデータは、WEBMARKSの社内にはありません。この記事で示せるのは、選考プロセス全体を経た結果である「内定率」のデータです。

内定率と書類選考通過率は、測っている対象が異なる別の指標です。この記事では、まずその違いを整理したうえで、手元にある内定率のデータを、母数と対象期間を明記して示します。この記事の内容は2026年8月7日時点の情報です。

02書類選考通過率と内定率の違い|基本の整理

書類選考通過率とは、応募した人のうち書類選考を通過した人の割合を指す言葉です。選考の入り口段階だけを切り取った指標になります。

内定率とは、選考活動を進めた人のうち、最終的に内定を得た人の割合を指す言葉です。書類選考・面接など複数の選考段階を経たあとの、出口段階の指標です。

この2つは、分母も分子も異なります。書類選考通過率は「応募数」に対する「書類通過者数」の割合で、内定率は「選考活動をした人数」に対する「内定者数」の割合です。同じ「通過しやすさ」を表す言葉のように見えても、指しているものはまったく別です。

WEBMARKSでは、応募数に対して書類選考を通過した人数を集計する運用を行っていません。そのため、この記事では書類選考通過率そのものを示すことができません。

応募から内定までのプロセスで、書類選考通過率と内定率が測っている区間の違い 応募・書類選考・面接・内定という4段階のプロセスのうち、書類選考通過率は応募から書類選考までの区間を測る指標であるが社内に集計が無く、内定率は応募から内定までの全区間を測る指標で対象約50名のうち90.9%というデータがあることを示す図です。 2つの指標が測っている区間の違い 応募 書類選考 面接 内定 書類選考通過率:社内に集計なし 内定率 90.9%(対象約50名・2025年活動完了者) 内定率は選考全体を経た結果であり、書類選考だけの通過率ではありません 出典: WEBMARKS転職サポート実績集計(2026年8月7日時点)
応募から内定までのプロセスで、書類選考通過率と内定率が測っている区間の違い

03手元にあるデータの整理(表)

書類選考通過率の代わりに、社内で確認できる内定率などのデータを整理しました。

指標データの有無数値対象・母数出典
書類選考通過率集計なし
内定率あり約9割(90.9%)2025年活動完了者約50名WEBMARKS転職サポート実績集計
人材紹介管理ベースの内定あり38名中33名同上(集計方法が異なる可能性あり)同上
キャリア実現率あり93%2023年卒業生200名WEBMARKS定量実績集計

内定率90.9%の内訳は、転職成功者45名と、活動中・苦戦中の約4〜5名を合わせた母数(約50名)から算出された数字です。人材紹介の管理台帳では、同じ期間の対象者38名のうち33名が内定という、別の集計方法による数字も存在します。

キャリア実現率93%は、転職と副業・フリーランスの成果をあわせた集計です。対象は2023年卒業生200名で、転職成功または月10万円以上の案件獲得のいずれかを達成した割合を指します。転職単体の指標として読み替えないよう注意してください。

内定率90.9%・人材紹介ベース33/38・キャリア実現率93%を母数と対象期間つきで比較する図 書類選考通過率はデータなし、内定率は90.9%(対象約50名・2025年活動完了者)、人材紹介管理ベースの内定は38名中33名、キャリア実現率は93%(対象200名・2023年卒業生)であることを、母数と対象期間つきで比較した棒グラフです。対象・期間が異なるため単純比較はできません。 手元にある数字(対象・期間が異なります) 書類選考通過率 社内に集計なし 内定率 90.9% 対象約50名/2025年活動完了者 人材紹介 管理ベース 33/38名 同一期間・別の集計方法 キャリア実現率 93% 対象200名/2023年卒業生(転職+副業・フリーランス) 対象・期間が異なるため単純比較はできません 出典: WEBMARKS転職サポート実績集計・定量実績集計(2026年8月7日時点)
内定率90.9%・人材紹介ベース33/38・キャリア実現率93%を母数と対象期間つきで比較する図

04よくある誤解・つまずきやすい点

1つ目の誤解は、内定率90.9%を見て「書類選考も9割通る」と読み替えてしまうことです。内定率は選考全体を最後まで進めた人の結果であり、書類選考という1段階だけの通過率ではありません。

2つ目の誤解は、38名中33名という数字と、内定率90.9%を同じ数字だと思い込むことです。どちらもWEBMARKSの転職サポートに関する数字ですが、集計の対象範囲が異なる可能性があるため、単純に同一視できません。

3つ目の誤解は、キャリア実現率93%を転職の内定率として使ってしまうことです。この数字は転職と副業・フリーランスを合算した集計であり、転職活動だけの成功率ではありません。

数字を見るときは、その数字が「何を母数にした、何の割合か」を確認する習慣が、誤読を避ける一番の近道です。

この違いが実務でどう効くか(架空の例)

架空のケースで考えます。20社に応募し、書類選考は12社を通過したものの、最終的な内定は1社だったとします。この場合、内定率だけを見て「自分は選考に弱い」と判断すると、対策の的が外れます。

書類選考が12/20(60%)通過している時点で、書類の完成度そのものは大きな問題ではない可能性が高いといえます。にもかかわらず面接以降で失注が続いているなら、見直すべきは書類ではなく、面接での受け答えや逆質問の準備です。内定率という1つの数字だけを見ていると、書類と面接のどちらに課題があるかが分からず、的外れな対策に時間を使ってしまいます。自分の選考結果を段階ごとに記録し、どこで止まりやすいかを把握しておくと、限られた準備時間を効果的な場所に配分しやすくなります。

05次に読むべき記事

内定率として公表されている数字をどう読めばよいかは『Webマーケター未経験転職の内定率データ、公表数字の読み解き方』で扱っています。書類選考の通過しやすさそのものに影響する職務経歴書の書き方は『職務経歴書に書くWebマーケター未経験者の実務経験の翻訳方法』を参考にしてください。

転職準備全体の中で、書類選考がどの位置にあるかは『未経験からWebマーケターへ転職する準備、何をどの順で揃えるか』で確認できます。

06FAQ

書類選考の通過率データは、今後公開される予定はありますか

現時点では未定です。集計の運用が整えば、この記事にデータを追記する可能性があります。2026年8月7日時点では、社内に該当する集計がないという状況を正直にお伝えします。

内定率90.9%は、応募した人全員に当てはまりますか

いいえ。この数字は、転職サポートを継続的に利用し、2025年に活動を完了した約50名を対象にした集計です。活動を途中でやめた人には当てはまりません。

38名中33名という数字と、90.9%はどちらが正しいのですか

どちらも社内の記録に基づく数字ですが、集計の方法や対象範囲が異なる可能性があります。単純に平均したり、同じ数字として扱ったりしないよう注意してください。

キャリア実現率93%を、転職の成功率として使ってもいいですか

おすすめしません。この数字は転職と副業・フリーランスの成果を合わせた集計です。転職単体の指標としては、内定率90.9%のほうが近い数字になります。

書類選考を通過しやすくする方法は、この記事で分かりますか

この記事は、通過率のデータの有無を扱うものであり、通過しやすくする具体的な方法は扱っていません。書類の書き方は『職務経歴書に書くWebマーケター未経験者の実務経験の翻訳方法』で確認できます。